私が起業した理由は、過去に中学受験の生徒と交わした約束を果たせなかったことに起因しています。

私は、まだ未成熟な小学6年生が中学受験に挑むことは、非常に重い決断だと考えています。だからこそ、日々の指導では、生徒一人ひとりの個性を深く理解し、その進捗に合わせて丁寧に寄り添うスタイルを大切にしていました。小学生の多くは遊びたい盛りです。その中で、貴重な1年間を勉強に捧げることを選らぶということは挑戦的な選択だと思います。その選択に、指導者として本気で向き合う責任があると感じていました。

幸い、真摯に向き合っていたからか、生徒たちには慕われていたと思います。しかし、組織の方向性の変化により、私は彼らとの約束を果たし続けることが困難になりました

その経験を経て、私は自身の理想とする指導を実現するため、熟慮の末に起業し、今日に至ります。中学受験は、親御さんご自身が経験されたことが少ないため、指導内容や進捗を比較することが難しい特殊な環境です。

私は、「もう誰にも同じような後悔をしてほしくない」。この強い思いから、このシステムを開発しました。

少子化が進み、生徒の囲い込みに躍起になる業界の状況は理解できます。それでも私は、塾業界が、生徒の成長を真摯に考え、共に発展していくことを心から願っています。

【開発秘話】

指導と並行して、公開型のウェブアプリケーションを作成するのは想像以上に大変な道のりでした。指導の質だけは絶対に落としたくない。そう決意した私は、自分自身を変えるしかありませんでした。

時間も体力も、そしてこれまで蓄えてきた知識―脳科学、生物学、栄養学、そして長年研究してきた成果のすべてを注ぎ込み、自分自身を根本から作り変える日々でした。

睡眠時間が3時間未満の日々が続き、月の労働時間が450~500時間を超えるという生活が数カ月続きました(苦笑)。本当にすべてを仕事に捧げました。
これはあくまでシステム開発期間に集中した私個人の特殊な例であり、日常的な指導業務はこの基準とは異なります。

生徒から「サイボーグ」というあだ名がつけられたのも、きっと子どもたちが私の本質をよく見抜いていたからでしょう。子供たちの洞察力には感服させられます。

過去問解説&弱点診断システムが完成した後、AIを用いてシステム開発費を査定したところ、1,000万円から2,000万円以上という結果が出て、私自身が最も驚きました。まさに、命懸けで取り組んだ結果が、このような形で証明されたのだと感じています。

【追記開始:2025/11/21】
システムを開発・運用には、想定外の多くの専門知識の継続的なアップデートが求められました。その複雑性に違和感を覚え、AIでプロジェクトの費用を査定したところ、保守的に見積もって開発期間は1.5年から2年、プロジェクト費は7000万円以上(システム開発費を含む)(※)が必要という結果が出ました。わずか3.5か月でシステム作成から稼働まで漕ぎつけたので、驚愕と唖然という二重の衝撃を受けました。これは指導への信念が成果として結実したと確信しています。
AI査定による、人月単価、工数、難易度、使用技術などの一般的な市場価格の見積もり額になります。
【追記終了】

色々大変だったので、夜な夜な鉄血のオルフェンズOPのBLUE ENCOUNT「Survivor」、SPYAIR「RAGE OF DUST」を聞きながら作成に当たっていました。

システムの完全公開と共に「この命がけの日々」も終えます。

生徒と日々指導を通じて、たわいない話をし、時に笑いながら、時に気づきを促しながら時間を共にしています。私の作ったシステムが、生徒の明るい未来に繋がることを願っています。