先日の定期テストにおいて、古川南中学校の生徒が素晴らしい成果を出しました。 5教科通算で60点アップを達成し、目標としていた400点の大台が目前に迫っています。
この生徒は、習い事や部活動の都合で一時休塾し、しばらく独学で勉強を進めていました。しかし、本人の努力とは裏腹に、点数が伸び悩む停滞期に陥っていました。
分析の結果、原因は「記憶方法のエラー」にありました。 いわゆる「暗記が苦手」なタイプに多く見られる症状ですが、用語自体は頭に入っています。しかし、一問一答形式でしか対応できず「適切な文脈で引き出せない」という状況でした。 道具箱の中に道具はあるが、ぐちゃぐちゃに入っているため、必要な時に必要な道具(知識)が取り出せない状態と言えます。
そこで、「知識の縫合」を行いました。単に詰め込むのではなく、バラバラに散らばった知識と知識を、正しい論理で繋合わせ網羅的に結びつけました。同時に、メタ認知能力(自分の思考を客観視する力)を上げるメソッドを伝授し、自宅でも記憶のエラーを認識できるようにしました。
効果は即座に現れ、メソッド導入後わずか9日間で30点以上点数がアップしました。得意科目も90点台に迫ったりと本人も納得のいく結果でした。
「勉強時間は確保しているのに、なぜか点数に反映されない」と悩む生徒にとって、劇的な効果を発揮するアプローチになります。
この「知識の再縫合」は、生徒にとって精神的な負荷を伴います。それは、「勉強したつもりで、実は知識が散らかっていただけ」を直視し、修正する作業だからです。見たくない自分と向き合い、短期間で脳の知識を修正しきったこの生徒の精神力と努力に、敬意を表したいと思います。
