誕生の背景:事故による喪失と試行錯誤による回復
このメソッドは、私自身が遭遇した交通事故がすべての始まりです。 脳出血こそ免れましたが、脳機能が著しく低下し、半年間も働くことができない状態に陥りました。医師の診断は「元のIQに戻すには、今まで学習してきたことを繰り返すしかない」とのことでした。 しかし、簡単な計算も物事を記憶することもできず、計算や暗記でリハビリしたものの戻る気配はありませんでした。医師の言うリハビリでは同じことを学習する必要がある為、元に戻るまでに30年かかり、戻る頃には60歳を超えてしまう状況でした。半年経過しても回復の兆しはなく、「今後、劇的に戻ることはない」と宣告されました。
「記憶喪失に失語症、計算能力と記憶力の低下…もう何も考えられない、何も感じない方が幸せなのかな…」
人生を諦めかけたその時、祖父が亡くなりました。この時「このままではいけない」という思いが私を奮い立たせました。とは言え、記憶力、計算力、思考力は著しく低下しており、研究に没頭できるような状態ではありません。それでも、機能しない頭を抱えながら手探りで、一歩一歩着実に、自らの脳機能を回復させるメソッドを構築していきました。
当初は、事故前の能力の70%程度を、たった5分間維持するのが限界でした。5分を超えて脳を使おうとすると脂汗が止まらなくなり、その後は使った時間以上の休息を強いられるような状態でした。
しかし、そこから脳の使用時間を少しずつ伸ばし、あらゆる角度から脳を刺激する独自の手法を編み出していくことで、奮起からわずか1.5年で以前の脳機能を取り戻すことに成功しました。
このリハビリ期間中、以前と同じアウトプットが出来るように脳に負荷をかけ続けた結果、怪我の功名として「事故前は苦手だったこと」まで出来るようになっていました。これが当塾の脳を発達させるメソッドの源泉になります。さらに、自分自身が「脳を使える状態」と「使えない状態」の両極端を体験し、その後以前の状態まで回復したことで比較できるようになり、生徒の答案を見るだけで「脳のどの領域を使って解いているか」が分かるようになりました。
どこを刺激すれば、どう伸びるか。 当塾のメソッドは、神経を繋ぎ直すが如く、生徒の「学力が上がらない原因」に対してピンポイントにアプローチします。リアルな現場データから即座に最適解を導き出すため、一般的な指導メソッド作成にかかる「検証プロセス」を大幅に短縮し、スピーディーな解決策を提供できるのが最大の強みです。一般的塾は「教科」を教えていますが、ノビルバ式メソッドは「教科とそれを用いて脳の使い方」を教えています。
ここ一番で実力を200%出す「圧縮と解放」の仕組み
ノビルバ式メソッドでは、普段の授業で生徒の脳に「その子に合わせた負荷※」をかけ続けます。これは、バネを縮めて反発力を極限まで溜め込んでいる状態と同じです。
負荷とは、単なる量ではなく「思考の密度」を高めることを指します。
そして、模試や入試本番の前に、意図的にその負荷を「解放」します。 縮められていたバネが一気に弾けるように、解放された脳は凄まじい吸収力と回転数を発揮します。これこそが、当塾の生徒が「直前で成績が急上昇する」カラクリです。
このメソッドは、「生徒に合わせどのくらいバネを縮めれば、一番高く飛べるか」を見極めることが鍵となります。生徒の特性を深く分析する期間が長いほど、ギリギリまで効果的な負荷をかけ、より大きな成果(飛躍)を生み出すことが可能です。
思考のアウトプットの場の提供(ボードゲーム大会)
当塾では模試の後にボードゲーム大会を開催しています。 これは単なる遊びではありません。「模試までの学習の労い」であると同時に、「鍛え上げた脳を使い、いかにして勝利をつかむか」という、ため込んだ知識と鍛え上げた思考力をアウトプットする場でもあります。
勉強してテストの点数だけで評価されるのは、非常にもったいないことです。「頭を使うことは、こんなにも楽しい」と感じられる環境を提供したいと考えています。 また、学年をシャッフルして行うため、自然と先輩後輩のつながりが生まれます。特に、憧れの古川黎明中学校に通う先輩と直接触れ合い関わることは、生徒自身の「未来像」を明確にします。「自分も先輩のように頭の回転を速くしたい」という純粋な憧れが芽生え、学習に向かう姿勢が「努力」から「自然な日常」へと変わっていきます。


